■4月1日から雇用保険料が引き上げられます

新型コロナウィルス感染症拡大による「雇用調整助成金」支給が急増し、また、雇用調整助成金の特例措置が5月まで延長されることになっています。

その結果、財源が枯渇するリスクがあるため、雇用保険料が引き上げられることとなりました。

雇用保険料率の改正(一般事業の場合)

①労働者負担 ②事業主負担 ①+②雇用保険料率
R3年度 3/1,000 6/1,000 9/1,000
R4年4月~R4年9月 3/1,000 6.5/1,000 9.5/1,000
R4年10月~R5年3月 5/1,000 8.5/1,000 13.5/1,000

4月~9月は、従業員の給料から天引きする雇用保険料は変更ありません。

月額300,000円の会社員の場合、10月以降の本人負担額が600円増えて1,500円になる計算です。

年間では、今までより7,200円負担が増える(手取り額が減る)ことになります。

 

なお、協会けんぽの健康保険料率及び介護保険料率が3月(4月納付分)から改定されています。

(令和3年度)9.78% → (令和4年度)9.83%

*40歳から64歳までの方(介護保険第2号被保険者)は、これに全国一律の介護保険料率(1.64%)が加わります。

令和4年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表